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組踊の演出

踊り〜舞台での約束事〜

舞台上の立ち位置や座り方も約束事の1つです
『義臣物語』2007年9月15日 国立劇場おきなわ
公演情報

舞台での約束事

古典芸能である組踊には、さまざまな様式があります。その1つが、舞台での演出表現上の約束事です。
組踊の演出は、写実的な表現を抑えて抽象化されています。例えば、登場人物が舞台を大きく回り歩くことで、旅などの長い距離の移動を表します。
組踊の演出の特徴をよく表す場面を動画を使って解説しています。「登・退場と名乗り」「移動距離と立ち位置」「2つの空間」「終幕[踊て戻ら(ウドゥティムドゥラ)]」をご覧ください。

また、立方(たちかた)[演者]の演技も抽象化されています。
「思い入れ」と呼ばれる相手に感情を示すシーンでは、顔をわずかに互いに傾け、下ろす動きをします。再会の喜びなどの感情を表す場合は、座って顔を見合わせ互いの肩に手を添えます。その際、せりふは発さず、登場人物の感情は地謡(じうたい)が演奏と歌で表現します。

  • せりふ
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