面と装束
面
能では、主役が仮面をつけて演じることがほとんどです。狂言でも、役柄に応じて仮面を用いることがあります。能や狂言に使う仮面を「面(おもて)」といい、面をかぶることを「つける」または「かける」と呼びます。木を彫り彩色して作られた面の中には、美術品として、高く評価されているものもあります。
能の面
能では、演者が自らとは異なる神や鬼などの役柄を演じる時には、多く場合、面をつけます。現在は役柄や男女、年齢などによって類型化された数十種類の面があり、演目や演出によって使い分けられています。
狂言の面
狂言は素顔で演じられるのが基本で、能と比べて種類は多くありません。日常の出来事を滑稽に描くことが多いので、老人や神、鬼、動物など、顔の特徴を極端に誇張する、見る者の笑いを誘う親しみやすい面が多くみられます。