歴史 長い時を越えて受け継がれてきた能楽は、江戸時代(17~19世紀)までは猿楽と呼ばれていました。その始まりは、はるか千数百年も前に海外から渡ってきた芸能へと辿ることができます。能と狂言は互いに関わり合い、いくたびかの存続の危機を乗り越えながら、舞台芸能として磨き上げられていったのです。 ルーツの伝来(源流) 能や狂言の源流は、奈良時代(8世紀)に中国からもたらされた芸能にあります。 散楽の伝来 寺社との関わり 田楽との交流 大成と発展 観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)によって、猿楽(さるがく)は高い芸術性を備えた芸能へと発展します。 大和四座と観阿弥 世阿弥と室町幕府 後継とひろがり 隆盛と古典化 幕府の保護のもと、能と狂言は武家社会の芸能として定着します。 桃山文化と秀吉 徳川幕府と 武家の式楽 謡本と仕舞の普及 新しい時代へ 能楽は伝統を継承しつつ、新たな次元へと進化していきます。 猿楽から能楽へ 新しい取り組み 国立能楽堂開場と ユネスコ無形文化遺産