ユネスコ無形文化遺産 歌舞伎への誘い INVITATION TO KABUKIユネスコ無形文化遺産 歌舞伎への誘い INVITATION TO KABUKI

劇場への誘い

どこで観るの?

東京や大阪、京都などでは、ひと月単位で定期的に歌舞伎を上演する劇場があり、その他の地方や不定期の公演も行われています。

劇場とチケット

国立劇場

所在地 〒102-8656 東京都千代田区隼町4-1

1966(昭和41)年に、日本の伝統芸能の保存と振興を目的として設立されました。自主公演では、長大な演目の貴重な通し上演や、上演が途絶えていた演目の復活公演などが行われるほか、初めて見る人や外国人に向けて、解説がついた「鑑賞教室」も行っています。

また、歌舞伎をはじめとする伝統芸能についての展示が行われる展示室、資料や図書の閲覧、公演記録映像の視聴ができる施設もあります。

公演のスタイル

国立劇場では、1・3・6・7・10・11・12月に歌舞伎が上演され、月ごとの公演期間はおよそ3週間~25日です。1日一つのプログラムが1回上演されることが基本ですが、6・7月の鑑賞教室では、一つのプログラムが1日2回上演されます。 ほかの劇場では、昼の部と夜の部による1日2部構成で、それぞれ異なるプログラムが組まれ、約25日間上演されることが通例です。昼・夜とも、3時間半から4時間半ほどの時間のなかでいくつかの演目が上演されます。地方公演などでは1日1公演となることもあります。

また、歌舞伎には、季節の風物や行事を内容に反映させた演目が、たくさんあります。たとえば新しい年が始まるときにはめでたく祝祭的なもの、夏の暑いときにはひんやりとした気分にさせる怪談もの、といった具合に、それぞれの季節を感じさせる演目を選んで上演することも多いのです。

鑑賞教室
 

本物の俳優が、実演を織り交ぜながら、さまざまな舞台の仕掛けを使って、歌舞伎の楽しみ方をまず説明。さらに、わかりやすい内容の演目の名場面も、実際に上演。解説と演目鑑賞の2部構成によって、歌舞伎への親しみを深める公演です。外国人向けや、親子向けのプログラムが組まれることもあります。

鑑賞会組織

国立劇場には「あぜくら会」という会員組織があり、チケットの割引購入、会員限定の講座やイベント、情報満載の会報の送付など、さまざまな特典やサービスが用意されています。ほかの劇場でも、同様の鑑賞会組織が用意されていますから、問い合わせてみてください。

チケットの購入方法

国立劇場では、ウェブや電話で予約購入できるほか、劇場の窓口で直接購入することもできます。

ウェブ:国立劇場チケットセンター
https://ticket.ntj.jac.go.jp/

電話:国立劇場チケットセンター
0570-07-9900/03-3230-3000

その他の劇場

歌舞伎を上演するための舞台機構を備えた劇場は、おもに大都市にありますが、それらの機構のない地方の公立ホール等での巡業公演も行われます。

歌舞伎座
〒104-0061 東京都中央区銀座4-12-15

新橋演舞場
〒104-0061 東京都中央区銀座6-18-2

大阪松竹座
〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀1-9-19

京都南座
〒605-0075 京都府京都市東山区四条大橋東詰

御園座
〒460-8403 愛知県名古屋市中区栄1−6−14

席の選び方

歌舞伎独特の舞台機構である花道の魅力を堪能できるのは1階席、それも花道に近い座席です。また、上手(舞台に向かって右手)寄りや下手寄りの、舞台に近い席では、その場で演奏される音楽や効果音を、しっかり聴き取ることができます。

舞台全体を見渡したいときや、宙乗り(俳優が舞台や客席の上を移動する演出)があるときは、2階や3階などの上部の席も見ごたえがあるでしょう。また、これらの舞台から距離がある客席は「大向こう(おおむこう)」とも呼ばれ、そこから上演中に絶妙なタイミングで声をかけて舞台を盛り上げる芝居通の人たちのことも、「大向こう」と呼びます。