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ユネスコ無形文化遺産 歌舞伎への誘い INVITATION TO KABUKIユネスコ無形文化遺産 歌舞伎への誘い INVITATION TO KABUKI

演出と音楽

特徴的な表現人形振り

人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)から歌舞伎に移された演目である「義太夫狂言(ぎだゆうきょうげん)」において、俳優が人形の動きをまねて演じることをさします。多くは女方(おんながた)の役、特に娘役の感情が極限に達する場面で用いられます。

「人形振り」で演じられる登場人物は、背後にいる人形遣い役(にんぎょうつかいやく)の俳優に支えられ、あたかも人形のように動きます。

また「人形振り」の最中は、俳優はせりふをしゃべらず、「竹本(たけもと)」の語りで進行します。

平成11(1999)年11月
国立劇場大劇場 第216回歌舞伎公演
『本朝廿四孝』「謙信館奥庭狐火の場」
八重垣姫:中村 鴈治郎【3】(現:坂田 藤十郎【4】)
人形遣い:中村 翫雀【5】(現:中村 鴈治郎【4】)

『本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)』通称「狐火(きつねび)」の八重垣姫(やえがきひめ)による「人形振り」。恋人を助けたいと一心に思いつめる姫の動きが、「人形振り」で表現されています。