ユネスコ無形文化遺産 歌舞伎への誘い INVITATION TO KABUKIユネスコ無形文化遺産 歌舞伎への誘い INVITATION TO KABUKI

演出と音楽

特徴的な表現宙乗り

俳優が舞台や客席の上を吊られて移動する演出で、幽霊や妖怪、人間に化ける狐など非現実的な役で行なわれます。ワイヤーで吊るされた俳優が「花道(はなみち)」のあたりから上昇し、1階の客席の上空を通って、2階もしくは3階の客席まで移動するのが通例です。

平成17(2005)年7月
国立劇場大劇場 第67回歌舞伎鑑賞教室
『義経千本桜』「河連法眼館の場」
佐藤忠信 実は 源九郎狐:市川 右近【1】(現:市川 右團次【3】)

『義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)』「河連法眼館の場(かわつらほうげんやかたのば)」の幕切(まくぎれ)。源九郎狐が、神通力(じんつうりき)によって敵を倒した後、両親にゆかりの鼓をもらって喜びながら飛び去る様子を、宙乗りで効果的に表現します。