ユネスコ無形文化遺産 歌舞伎への誘い INVITATION TO KABUKIユネスコ無形文化遺産 歌舞伎への誘い INVITATION TO KABUKI

役柄と俳優

八重垣姫やえがきひめ

登場する演目 | 『本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)』

役柄

女方のなかでも、大名や貴族など身分の高い娘の役柄が「赤姫(あかひめ)」です。絵姿しか知らない許婚が死んだと聞かされ悲嘆に暮れていた八重垣姫は、別人として現われたそっくりな男に恋心を訴えます。

扮装

『本朝廿四孝』「長尾謙信館十種香の場」
国立劇場(Y_E0100244005036)

赤地に金や銀の糸で、四季の花々や雲形、流れ水に扇が散らされた模様などを刺繍した振袖(ふりそで)と打掛(うちかけ)がお姫様の衣裳の定番です。この衣裳は「赤姫」とよばれ、お姫様役の通称ともなりました。赤は、お姫様の役の純情で可憐な風情を表現しています。

姫の役の典型的な鬘(かつら)で、髷の中に「鼓(つづみ)」という飾りを入れ、銀の花簪(はなかんざし)を付けることで、華やかさを演出しています。

『本朝廿四孝』「長尾謙信館十種香の場」
国立劇場(Y_E0100244005036)