ユネスコ無形文化遺産 歌舞伎への誘い INVITATION TO KABUKIユネスコ無形文化遺産 歌舞伎への誘い INVITATION TO KABUKI

役柄と俳優

髪結新三かみゆいしんざ

登場する演目 | 『梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)』

役柄

敵役(かたきやく)のなかには、悪党なのにどこか憎めない色男の役柄もあります。髪結いの新三は、知り合いの男をだまし、その恋人の女と金とを手に入れようとしますが、さらに上手の悪党にやり込められます。

扮装

『梅雨小袖昔八丈』「白子屋見世先の場」
国立劇場(Y_E0100203000034)

江戸時代の庶民の生活をリアルに描いた「世話物(せわもの)」の登場人物であるため、衣裳の形は誇張されていません。襷(たすき)は、当時の髪結いの風俗を写して、髷(まげ)を止めるのに使われる元結(もっとい)をつなげて作られています。

新三が手にするのは、江戸時代の髪結いが使用していた道具を再現したもので、舞台上で髷を結う様子を写実的に演じます。

『梅雨小袖昔八丈』「白子屋見世先の場」
国立劇場(Y_E0100203000034)