『本朝廿四孝【ほんちょうにじゅうしこう】』の「十種香【じゅっしゅこう】」と「奥庭【おくにわ】」に登場する姫【ひめ】で、長尾謙信【ながおけんしん】の娘【むすめ】という設定です。「十種香」では、一度も会ったことがない許婚【いいなずけ】の武田勝頼【たけだかつより】にそっくりな簑作【みのさく】という男に恋心【こいごころ】を訴【うった】える「クドキ」が有名で、「奥庭」は狐【きつね】が乗り移り奇跡【きせき】が起こる幻想的【げんそうてき】な場面となっています。『鎌倉三代記【かまくらさんだいき】』の時姫、『祇園祭礼信仰記【ぎおんさいれいしんこうき】』の雪姫とともに「三姫」の一人に数えられています。赤い振袖【ふりそで】と打掛【うちかけ】を着ているため「赤姫【あかひめ】」とよばれ、吹輪【ふきわ】とよばれる鬘【かつら】も姫の典型的な髪型【かみがた】です。
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関連項目
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【ほんちょうにじゅうしこう】
【HONCHONIJUSHIKO】
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【かまくらさんだいき】
【KAMAKURASANDAIKI】
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【ぎおんさいれいしんこうき】
【GIONSAIREISHINKOKI】
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