老人の女性の役柄【やくがら】をさします。初期の歌舞伎では、中年以上の女性役のことを「花車方【かしゃがた】」といっていました。老女方は義太夫狂言【ぎだゆうきょうげん】に多く登場します。代表的な役としては、『近江源氏先陣館【おうみげんじせんじんやかた】』の微妙【みみょう】、『菅原伝授手習鑑【すがわらでんじゅてならいかがみ】』の覚寿【かくじゅ】などが挙げられます。いずれも老人らしい頑固【がんこ】さと情け深さを合せ持つ役です。
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関連項目
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【ぎだゆうきょうげん】
【GIDAYUKYOGEN】
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【すがわらでんじゅてならいかがみ】
【SUGAWARADENJUTENARAIKAGAMI】