引抜 『京鹿子娘道成寺』7代目中村芝翫の花子 1990年(平成2年)3月国立劇場
舞台【ぶたい】上で瞬間的【しゅんかんてき】に衣裳【いしょう】を替【か】える演出をさします。上下に分かれた衣裳の両肩【かた】や袖【そで】などを丈夫【じょうぶ】な糸で留めておき、その糸を抜【ぬ】き取ると下に着ていた衣裳が現れ、早替りをすることが出来ます。糸を抜き取る後見【こうけん】は、演じる俳優の弟子がつとめることになっています。
映像は『京鹿子娘道成寺【きょうがのこむすめどうじょうじ】』での引抜です。この他にも『鷺娘【さぎむすめ】』など、女方の活躍【かつやく】する舞踊【ぶよう】で多く見られます。手法には様々な種類があり、「ぶっ返り」もその一種です。
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関連項目
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【きょうがのこむすめどうじょうじ】
【KYOGANOKOMUSUMEDOJOJI】
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