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東海道四谷怪談

【とうかいどうよつやかいだん】

【TOKAIDOYOTSUYAKAIDAN】

 
  • 伊右衛門とお岩 『東海道四谷怪談』8代目松本幸四郎(松本白鸚)の伊右衛門 2代目坂東弥五郎の宅悦 17代目中村勘三郎のお岩 1971年(昭和46年)9月国立劇場(Y_E0100043000046)
 1825年(文政【ぶんせい】8年)に中村座【なかむらざ】で初演された世話物【せわもの】。通称『四谷怪談』です。4代目鶴屋南北【つるやなんぼく】の代表作で、主役のお岩【おいわ】を3代目尾上菊五郎【おのえきくごろう】が演じて評判を呼びました。3代目菊五郎はこのお岩を生涯【しょうがい】に9回もつとめ、以来菊五郎家のお家芸【おいえげい】となりました。
 この作品が作られた文化【ぶんか】文政【ぶんせい】期は、町人を中心とした文化の栄えた時代でした。当時の人々は、目先の新しさを芝居【しばい】に求めました。そうした欲求に応えるため、『四谷怪談』には早替り【はやがわり】をはじめ、さまざまな仕掛【しか】けが施【ほどこ】されています。例えば、薬によって顔の変形してしまったお岩が髪【かみ】をくしでとかすと毛が抜【ぬ】け落ちたり、亡霊【ぼうれい】になったお岩が提灯【ちょうちん】の中から出てきたりというケレン味のある演出を挙げることができます。
 また当時の庶民【しょみん】の生活をリアルに描【えが】いており、現在でも人気が高く、繰【く】り返し上演されています。

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