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積恋雪関扉

【つもるこいゆきのせきのと】

【TSUMORUKOIYUKINOSEKINOTO】

 
  • 『積恋雪関扉』5代目坂東玉三郎の小町桜の精 12代目市川團十郎の黒主 1991年(平成3年)1月国立劇場(Y_E0100164000276)
 常磐津【ときわず】の舞踊劇【ぶようげき】。1784年(天明【てんめい】4年)、桐座【きりざ】で『重重人重小町桜【じゅうにひとえこまちざくら】』の一場面として初演されました。初演の時に主役の「関兵衛【せきべえ】実は大伴黒主【おおとものくろぬし】」を演じた初代中村仲蔵【なかむらなかぞう】の振【ふ】りが伝わっているといわれています。天下を乗っ取ろうと企【くわだ】てる大伴黒主と真冬に咲【さ】く小町桜の精を巡【めぐ】る変化に富んだ幻想的【げんそうてき】な内容で、天明期の顔見世舞踊【かおみせぶよう】の雰囲気【ふんいき】を伝えています。演出的にも「ぶっ返り」や「海老反り【えびぞり】」などの見どころがあります。

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