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象引

【ぞうひき】

【ZOHIKI】

 
  • 作品名の元となった象を引き合う場面 『象引』2代目尾上松緑の箕田源二猛 17代目市村羽左衛門の大友褐麿 1982年(昭和57年)1月国立劇場(Y_E0100114000038)
 歌舞伎十八番【かぶきじゅうはちばん】の一つ。
荒事【あらごと】には力強さを表現するために、二人の人物が物を引っ張り合って力くらべをするという演技があります。『象引』はその一つで、荒事の主人公が敵役【かたきやく】と象を引っ張り合います。写真右の青い隈取をしている人物が敵役です。
 初代團十郎【だんじゅうろう】が初演したといわれていますが、詳【くわ】しいことは分かっていません。江戸時代には長い間上演されず、脚本【きゃくほん】が定まっていません。そのため、大正以降さまざまな俳優によって復活されました。最近では1982年(昭和57年)、国立劇場【こくりつげきじょう】で2代目尾上松緑【おのえしょうろく】が新しく復活させました。

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