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瀬川菊之丞[3代目]

【せがわきくのじょう】

【SEGAWAKIKUNOJO】

 
  • 『古今俳優似顔大全』より 豊国画
 瀬川菊之丞[3代目](1751~1810)。上方【かみがた】出身の女方【おんながた】です。1773年(安永【あんえい】2年)に大坂から江戸に下り、翌年2代目菊之丞の遺言【ゆいごん】により、3代目を襲名【しゅうめい】しました。その後、人気・実力を兼【か】ね備えた俳優となり、1808年(文化【ぶんか】5年)には女方としては異例の座頭【ざがしら】となりました。
 世話物【せわもの】の娘【むすめ】や傾城【けいせい】の役を得意としましたが、初代菊之丞の芸を受け継【つ】ぎ舞踊【ぶよう】にも優れていました。晩年は「仙女【せんじょ】」を名乗りました。

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