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下座音楽が演奏される場所、黒御簾の内部
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<楽器を見てみよう> 締太鼓
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<楽器を見てみよう> 大拍子
舞台【ぶたい】の下手【しもて】にある黒御簾【くろみす】の中で演奏される歌舞伎の効果音のことです。下座音楽【げざおんがく】・黒御簾音楽【くろみすおんがく】・陰囃子【かげばやし】ともいわれます。大きく三つに分けることが出来ます。一つ目は唄【うた】と呼ばれ、三味線【しゃみせん】などで伴奏【ばんそう】される歌詞のついた曲です。二つ目は合方【あいかた】という三味線などで演奏される曲です。三つ目は鳴物【なりもの】です。雨・雪・風・波などの自然現象、幽霊【ゆうれい】などの出現を鼓【つづみ】・笛・太鼓【たいこ】などを使って表現します。下座は合わせて800曲以上あるといわれています。主人公の喜怒哀楽【きどあいらく】や場面の状況【じょうきょう】に合わせて演奏されます。