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傾城反魂香

【けいせいはんごんこう】

【KEISEIHANGONKO】

 
  • 一心不乱に自画像を描く又平 『傾城反魂香』片岡孝太郎のおとく 6代目片岡愛之助の又平 2004年(平成16年)7月国立劇場(Y_E0200065006027)
 1708年(宝永【ほうえい】5年)頃【ごろ】、大坂の竹本座【たけもとざ】で、人形浄瑠璃【にんぎょうじょうるり】の作品として初演されました。作者は近松門左衛門【ちかまつもんざえもん】です。その後歌舞伎に移され、現在は「土佐将監閑居【とさのしょうげんかんきょ】の場」が上演されます。この場は絵師の又平・おとく夫婦を中心に描【えが】いた場面です。おとくは女房【にょうぼう】役の中でも大役の一つとされています。又平が手水鉢【ちょうずばち】に描いた自画像が反対側に突【つ】き抜【ぬ】けて浮【う】き出る奇跡【きせき】に驚【おどろ】く様子や、土佐の姓【せい】を賜【たまわ】って喜びあう夫婦の情景などが見どころとなっています。

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