廓文章
【くるわぶんしょう】
【KURUWABUNSHO】
-

15代目片岡仁左衛門(伊左衛門) 撮影 福田尚武
-

15代目片岡仁左衛門(伊左衛門) 撮影 福田尚武
大坂の傾城【けいせい】夕霧【ゆうぎり】と藤屋伊左衛門【ふじやいざえもん】を主人公とした物語は、初代坂田藤十郎【さかたとうじゅうろう】以来様々に脚色されて上演され続け、「傾城買狂言【けいせいがいきょうげん】」と呼ばれる一つのジャンルを形成しました。『廓文章』は現在でも上演される「夕霧狂言」の代表作で、通称を「吉田屋【よしだや】」といいます。
主人公の伊左衛門は親に勘当【かんどう】された商家の若旦那【わかだんな】です。紙衣【かみこ】姿に身をやつして恋仲【こいなか】の傾城夕霧を吉田屋に訪ねる花道の出や、他の客の相手をする夕霧に嫉妬【しっと】してすねる姿など、伊左衛門の演技には和事【わごと】の典型をみることができます。
おすすめコンテンツ
関連項目
-
-
-
【ふじやいざえもん】
【FUJIYAIZAEMON】
-
【さかたとうじゅうろう】
【SAKATATOJURO】
-
-
-
【けいせいがいきょうげん】
【KEISEIGAIKYOGEN】