伝統芸能の保存及び振興を行う独立行政法人日本芸術文化振興会が運営するサイトです。

【かた】

【KATA】

 
  • 『義経千本桜』「河連法眼館の場」音羽屋型の幕切 7代目中村芝雀の静御前 7代目市川新之助(11代目市川海老蔵)の義経 12代目市川團十郎の源九郎狐 2001年(平成13年)11月国立劇場(Y_E0100226059016)
  • 澤瀉屋型の幕切 『義経千本桜』市川右近の源九郎狐 2005年(平成17年)7月国立劇場(Y_E0200067006006)
 歌舞伎の特徴【とくちょう】の一つとして、何度も同じ演目【えんもく】を繰【く】り返して演じる、という点が挙げられます。有名な『仮名手本忠臣蔵【かなでほんちゅうしんぐら】』なども現在に至るまでに、何人もの俳優によって繰り返し演じられてきました。
 代々の俳優は、一つの作品を何度も繰り返して演じるうちに役の解釈【かいしゃく】や物語のとらえ方を工夫し、それらを表現するために大道具【おおどうぐ】や衣裳【いしょう】、演出、演技手順なども変えていきました。つまり同じ演目の同じ役でも、俳優によって演じ方に差が出てたのです。それが型です。
 型は父から子、師匠【ししょう】から弟子へと受け継【つ】がれていきます。例えば、代々尾上菊五郎家【おのえきくごろうけ】に伝えられた型は、菊五郎家の屋号【やごう】を取って「音羽屋型【おとわやがた】」といいます。写真は、二枚とも同じ『義経千本桜【よしつねせんぼんざくら】』「河連法眼館の場【かわつらほうげんやかたのば】」の幕切【まくぎれ】です。それぞれ「音羽屋型」と「澤瀉屋型【おもだかやがた】」という型によって演じられたため、演出が異なっています。

おすすめコンテンツ

関連項目

ページの先頭に戻る