籠釣瓶花街酔醒
【かごつるべさとのえいざめ】
【KAGOTSURUBESATONOEIZAME】
1888年(明治21年)に初演された世話物【せわもの】です。傾城【けいせい】八ツ橋【やつはし】と佐野次郎左衛門【さのじろうざえもん】を巡【めぐ】る作品です。
通常は「吉原仲之町見染【よしわらなかのちょうみそ】めの場」から、次郎左衛門が八ツ橋を殺す「立花屋二階の場」までが上演されます。次郎左衛門が吉原で八ツ橋【やつはし】に一目ぼれする見染めの場では、八ツ橋は豪華【ごうか】な傾城の衣裳【いしょう】で登場し、花道【はなみち】の七三【しちさん】で次郎左衛門に艶【つや】っぽい笑【わら】いを送る演技は有名です。この後は世話物の典型的なパターンである「縁切【えんきり】」から「殺し場」へと続きます。
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関連項目
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【えんきり(あいそづかし)】
【ENKIRI(AISOZUKASHI)】