文化デジタルライブラリー

大道具

【おおどうぐ】

【ODOGU】

 
  • 『妹背山婦女庭訓』「吉野川の場」の道具帳(装置・釘町久磨次) 国立劇場所蔵(014-003)
 舞台【ぶたい】に飾【かざ】られるもののうち、山・川・海・野原などの背景や、建物や木、岩などの大がかりなセットのことを指します。また「廻り舞台【まわりぶたい】」や「セリ」などの舞台の仕組みも、大道具の一部です。
 これらの大道具を製作するほか、舞台に飾りつけたり片づけたりする人々のことを、「大道具方【おおどうぐかた】」といいます。ツケを打つのも、今ではほとんど大道具方の仕事となっています。 
 歌舞伎の演目【えんもく】には、場面転換【てんかん】での大道具のしまい方や転換の仕方が見せ場になっているものもあり、大道具方の腕【うで】の見せどころとなります。写真は、「道具帳」という舞台装置図です。大道具の制作は、この「道具帳」に基づいて進められます。

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