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一本隈

【いっぽんぐま】

【IPPONGUMA】

 
 荒事【あらごと】の役に使われる隈取【くまどり】です。図のように額の両脇【りょうわき】から、目尻【めじり】の横、頬【ほほ】にかけて紅で一本の筋を取ります。そのため一本隈と呼ばれます。一本隈は、筋隈【すじくま】に対して比較的【ひかくてき】やんちゃな役に使われます。『菅原伝授手習鑑【すがわらでんじゅてならいかがみ】』の「賀の祝【がのいわい】」の場面に出てくる梅王丸【うめおうまる】や、『国性爺合戦【こくせんやかっせん】』の「千里ヶ竹の場【せんりがたけのば】・楼門の場【ろうもんのば】」に出てくる和藤内【わとうない】などの登場人物に使われています。

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関連項目

  • 荒事

    【あらごと】 【ARAGOTO】
  • 隈取

    【くまどり】 【KUMADORI】
  • 国性爺合戦

    【こくせんやかっせん】 【KOKUSENYAKASSEN】
  • 筋隈

    【すじぐま】 【SUJIGUMA】
  • 菅原伝授手習鑑

    【すがわらでんじゅてならいかがみ】 【SUGAWARADENJUTENARAIKAGAMI】

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