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市川家(團十郎系)
【いちかわけ(だんじゅうろうけい)】
【ICHIKAWAKE(DANJUROKEI)】
代々の團十郎 (左から1枚目)左下4代目 左上6代目 右5代目 (中央)左下9代目 左上8代目 右7代目 (左から3枚目)下2代目 左上初代 右上3代目 『優長市川系譜』国立劇場所蔵(06138)
元禄【げんろく】時代、初代市川團十郎【いちかわだんじゅうろう】は、初めて荒事【あらごと】を演じました。以来、荒事は江戸歌舞伎の代表的特徴【とくちょう】となります。2代目團十郎は、『鳴神【なるかみ】』『毛抜【けぬき】』『矢の根【やのね】』などの演目【えんもく】を得意とし、初代が始めた荒事を洗練させました。また和事【わごと】も得意で、現在の『助六【すけろく】』の原型を作りました。
5代目團十郎は、荒事の役だけでなく女方【おんながた】もこなせた役者で、江戸中期を代表する名優です。
7代目團十郎は、文化【ぶんか】・文政【ぶんせい】時代に活躍【かつやく】しました。荒事や和事をはじめ、4代目鶴屋南北【つるやなんぼく】作の『東海道四谷怪談【とうかいどうよつやかいだん】』などの生世話物【きぜわもの】や所作事【しょさごと】にも優れた演技を見せました。1832年(天保【てんぽう】3年)には、初代から代々受け継【つ】がれた荒事の代表的な役をまとめ、歌舞伎十八番【かぶきじゅうはちばん】を定めました。また1840年(天保11年)に歌舞伎十八番『勧進帳【かんじんちょう】』を初演しました。
8代目團十郎は、美しい二枚目【にまいめ】役者として大変人気がありましたが、わずか32歳【さい】で、この世を去りました。
このように市川團十郎家は、初代が生み出した荒事を基本としながら、さまざまな役を演じられる名優が多かったため、人気・実力ともに江戸歌舞伎を代表する役者の名家となったのです。
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はじめての歌舞伎
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関連項目
荒事
【あらごと】
【ARAGOTO】
市川團十郎[初代]
【いちかわだんじゅうろう】
【ICHIKAWADANJURO】
市川團十郎[2代目]
【いちかわだんじゅうろう】
【ICHIKAWADANJURO】
女方
【おんながた(おやま)】
【ONNAGATA】
歌舞伎十八番
【かぶきじゅうはちばん】
【KABUKIJUHACHIBAN】
勧進帳
【かんじんちょう】
【KANJINCHO】
生世話物
【きぜわもの】
【KIZEWAMONO】
鶴屋南北[4代目]
【つるやなんぼく】
【TSURUYANAMBOKU】
東海道四谷怪談
【とうかいどうよつやかいだん】
【TOKAIDOYOTSUYAKAIDAN】
毛抜
【けぬき】
【KENUKI】
所作事
【しょさごと】
【SHOSAGOTO】
助六
【すけろく】
【SUKEROKU】
鳴神
【なるかみ】
【NARUKAMI】
二枚目
【にまいめ】
【NIMAIME】
矢の根
【やのね】
【YANONE】
和事
【わごと】
【WAGOTO】
狂言作者
【きょうげんさくしゃ】
【KYOGENSAKUSHA】
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