嵐家(吉三郎系)
【あらしけ(きちさぶろうけい)】
【ARASHIKE(KICHISABUROKEI)】
江戸時代の上方【かみがた】を代表する家柄【いえがら】の一つです。初代嵐吉三郎【あらしきちさぶろう】は、江戸時代中期に大坂や京都で座頭【ざがしら】となり、和事【わごと】や老役【ふけやく】を得意としました。2代目吉三郎(後の初代嵐璃寛【あらしりかん】)・3代目吉三郎は、上方で立役【たちやく】の名人として人気がありました。2代目璃寛は、女方【おんながた】も含【ふく】め幅広【はばひろ】い役柄【やくがら】をこなしました。