能楽

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能の演目【五番立】

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能 (金春流) 『熊野』 平成6年2月24日 国立能楽堂
〔シテ〕本田光洋

●季節:春  ●場数:1場  ●舞台:都の清水寺[京都府京都市]  ●登場人物:〔シテ〕遊女・熊野、〔ツレ〕侍女・朝顔、〔ワキ〕平宗盛(たいらのむねもり)、〔ワキツレ〕宗盛の従者

熊野(ゆや) [喜多流は『湯谷(ゆや)』]

作者:未詳/題材:『平家物語』巻第10

あらすじ

熊野は池田[静岡県磐田市]に老いた病の母がいます。けれども平宗盛は熊野を寵愛(ちょうあい)するあまり、帰郷を許してくれません。そこへ池田から侍女が、手紙を届けに訪ねてきました。手紙には、熊野に会いたい母の悲痛な思いがあふれています。熊野は帰郷を願いますが、許しは得られず、宗盛と桜の花を見に清水寺へ向かうことになります。清水の観音に老母のことを祈念しつつ、宗盛のお酌をし、音羽山(おとわやま)から花吹雪が寄せるなか、熊野が謡い舞っていると、ちょうど心の涙のような村雨[にわか雨]が降ってきて、桜を散らせました。熊野はたまらない気持ちになり、歌を詠んで宗盛に差し出します。その歌に心動かされた宗盛からようやく帰郷を許され、熊野は母のもとへと急ぐのでした。

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