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主に人間以外の異類が登場する能です。「切能(きりのう)」とも呼ばれ、1日の最後に演じられることの多かった能のグループです。鬼や畜類の霊が出る『殺生石(せっしょうせき)』『鵺(ぬえ)』、怨霊をシテとする『船弁慶(ふなべんけい)』、天狗や妖精の登場する『鞍馬天狗(くらまてんぐ)』『猩々(しょうじょう)』、『土蜘蛛(つちぐも)』『紅葉狩(もみじがり)』のような鬼退治の能、男性貴族などの霊が登場して舞を舞う『融(とおる)』『絃上(けんじょう)[観世流は『玄象(げんじょう)』]』など、それに『海人(あま)』『当麻(たえま)』といった菩薩(ぼさつ)の能も、ここに入ります。
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