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能では、笛、小鼓(こつづみ)、大鼓(おおつづみ)、太鼓の4種類の楽器が使われます。曲によって太鼓が入るものと入らないものがありますが、どのような内容の曲でもすべてこの組み合わせで表現されます。能には指揮者がおらず、太鼓が入るものでは太鼓が、それ以外のものでは大鼓が、能の音楽全体を統率しています。また、打楽器奏者が掛け声を発するのも特徴的で、出演者はこの掛け声で拍数や間合いをはかっています。

〔笛〕栗林祐輔 [森田流]、〔小鼓〕森貴史 [幸流]、
〔大鼓〕大倉慶乃助 [大倉流]、〔太鼓〕大川典良 [金春流]
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