「呂音階」と同じ、「ドーレ-ミ-ソ-ラ-ド」を使った音階で、「ファ」と「シ」がありません。「ヨナ抜き長音階」ともいいます。
明治時代に西洋音楽が輸入され、小学唱歌が作られるようになると、「呂音階」と同じ音を使いつつ、メロディーの移り変わりは違う音階により、さまざまな曲が作られるようになります。この「ヨナ抜き音階」は、日本の伝統音楽と西洋の音楽をつなぐ橋渡しの役目を果たしました。
- 参考/「ヨナ抜き短音階」
- 「呂音階/呂陰音階」と同様、「ミ」と「ラ」を半音下げた「ドーレ-♭ミ-ソ-♭ラ-ド」の「ヨナ抜き短音階」は、哀調を帯びた曲風になります。『荒城の月』をはじめ、演歌などに多く使われています。 [2021年記載改訂]