
箏の調弦や、三味線の旋律に多い「都節」と呼ばれる節回しに近いことから、「都節音階」とよばれています。
楽譜の通り、「都節音階」は、
「ド―♭レ―ファ ソ―♭ラ―ド」で構成されます。キーボードで見ると同じ山形を繰り返していることがわかります。このような音の組み合わせを音楽用語では「短2度+長3度」と言います。律音階の間の音「レ」と「ラ」を半音下げ、暗く情感をこめて歌うと都節音階になります。
※ここで紹介する音階分析の基本概念は、
小泉文夫(こいずみふみお)氏[1927-1983]の音階理論によるものです。
(「基本となる4つの音階」参照)

