声明

声明は、仏教の儀式において経文を朗唱する声楽の総称で、古代インドに起り、仏教とともに中国を経て日本に伝えられました。奈良時代の752年[天平勝宝4年]、東大寺の大仏開眼(だいぶつかいげん)の供養会(くようえ)に、大規模な声明を用いた儀式の記録*1が残されています。その後、新仏教が広まるにつれ声明も徐々に形を変えていきます。狭義には、詞章が外来語*2のもののみを声明と呼びましたが、現在では詞章が日本語の論議(ろんぎ)、講式(こうしき)、和讃(わさん)なども含め、すべて声明と呼びます。曲は、原則的には単旋律 (たんせんりつ)で、時に、打ち物が加わります。

  • 声明
    • 声明(挟義)
    • 論議
    • 講式
    • 和讃
  • 4つの声明
  • 注釈・コラム
  1. *1儀式の記録:
    『東大寺要録』に、舞楽とともに100人ないし200人におよぶ大規模な声明を用いた記録が残されています。
  2. *2詞章が外来語:
    古代インドのサンスクリット語の音写音による梵唄(ぼんばい)や漢語のものなどがありました。

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