端唄(はうた)

端唄とは、幕末の頃、江戸市中で流行した小曲です。上方の流行り歌「端歌(はうた)」[上方端歌]と区別するために、「江戸端唄(えどはうた)」とも呼ばれています。端唄は、武士や町人、一般の江戸庶民に至るまで、身近な芸能として、広く親しまれました。明治以後は、主に宴席の座興として盛行し、レコードやラジオを通して一般にも広まりました。端唄は、細棹(ほそざお)*1三味線を伴奏に歌います。一曲の長さが短く、リズム・拍子が規則的なことが特徴です。唄の内容には、季節の風物や男女の心の機微などを表現しています。

《コラム》
端唄と、うた沢・小唄は親子関係?

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『秋の夜(あきのよ)』

唄/栄芝、三味線/本條秀太郎
1998年[平成10年]10月15日 第104回邦楽公演「邦楽鑑賞会」
国立劇場小劇場

秋の夜

2:23

【解説】

秋の夜が更け、待っている恋人は現れず、ただ満月の光に照らされて、鐘の音を指折り数えている、という切ない気持ちを歌った端唄の名曲です。幕末に流行しました。

【詞章】

秋の夜は 長いものとは まん丸な 月見ぬ人の心かも 更けて待てども 来ぬ人の 訪ずるものは 鐘ばかり。

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