端唄(はうた)

端唄とは、幕末の頃、江戸市中で流行した小曲です。上方の流行り歌「端歌(はうた)」[上方端歌]と区別するために、「江戸端唄(えどはうた)」とも呼ばれています。端唄は、武士や町人、一般の江戸庶民に至るまで、身近な芸能として、広く親しまれました。明治以後は、主に宴席の座興として盛行し、レコードやラジオを通して一般にも広まりました。端唄は、細棹(ほそざお)*1三味線を伴奏に歌います。一曲の長さが短く、リズム・拍子が規則的なことが特徴です。唄の内容には、季節の風物や男女の心の機微などを表現しています。

《コラム》
端唄と、うた沢・小唄は親子関係?

  • 端唄・うた沢・小唄
    • 端唄
    • うた沢
    • 小唄
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  • 注釈・コラム
  1. *1細棹(ほそざお):
    三味線の種別で、棹が細く胴が小ぶりなもの。長唄・小唄などに用います。なお現在は、端唄に中棹を用いる人が多くなっています。

コラム

端唄と、うた沢・小唄は親子関係?

うた沢も小唄も、それぞれ端唄から派生していることから、端唄を母親、後の2つを姉妹と、たとえることがあります。母親「端唄」に比べて、長女「うた沢」は上品で落ち着いていて、次女「小唄」は自由奔放、のように親子関係で表すと、それぞれの特色がイメージしやすいということでしょう。

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