浄土宗祖山流の声明

平成26年(2014)9月 国立劇場 第51回声明公演

天台声明を源流とする声明が知恩院を中心に受け継がれており、「祖山(そざん)流」といわれています。天台声明より長く、大きな声で唱えるのが特徴です。また、浄土宗は念仏を大切にする宗派であり、さまざまな旋律で念仏を唱えます。

知恩院について

浄土宗 総本山 知恩院 じょうどしゅう そうほんざん ちおんいん

御影堂
提供:総本山 知恩院

三門
提供:総本山 知恩院

浄土宗の開祖である 法然 が入寂(にゅうじゃく)した地に、文暦元年(1234)に弟子の源智(げんち、1183-1238)が諸堂を創建したのが始まりです。法然の忌日に、弟子たちが報恩のために行った知恩講を行ったのが寺名の由来といわれています。
江戸時代には、徳川家康(1543-1616)が京都における菩提所(ぼだいしょ)と定めたことから、寺領が拡大され、現在の伽藍(がらん)が築かれました。
日本最大級の木造の門である三門(さんもん)など、多くの国宝や重要文化財があります。

御影堂
提供:総本山 知恩院

知恩教院
『都名所図会』
所蔵:国際日本文化研究センター

「法然上人行状絵図」
所蔵:総本山 知恩院
提供:京都国立博物館

正式名称・別称
華頂山 知恩教院 大谷寺
(かちょうざん ちおんきょういん おおたにでら)
住所
〒605-8686 
京都市東山区林下町400
URL
https://www.chion-in.or.jp/

おもな法会(声明を聴くことができる年中行事)

4月18日~25日 御忌大会(ぎょきだいえ) 宗祖法然の忌日に行われる法会です。宗祖を讃(たた)える節付きの諷誦文(ふじゅもん)を唱える日中法要と、笏(しゃく)を打って念仏を称(とな)えながら堂内を練り歩く逮夜(たいや)法要が8日間行われます。

御忌大会
提供:総本山 知恩院

11月中旬 兼実忌(かねざねき) 古式十夜法要が行われます。引声阿弥陀経(いんぜいあみだきょう)・甲念仏(こうねんぶつ)・五念門(ごねんもん)などが唱えられます。

兼実忌
提供:総本山 知恩院

12月中旬 勢観忌(せいかんき) 四箇法要のうち、「梵音(ぼんのん)」「錫杖(しゃくじょう)」を組み入れた次第で行われます。

勢観忌
提供:総本山 知恩院

※参拝にあたっては、公式ホームページなどでご確認ください。

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