渡来芸

伎楽ぎがく

 日本最古の渡来芸であり、雅楽の伝来により衰退するものの、日本の芸能に与えた影響は大きいといわれます。百済(くだら)からの渡来人である味摩之(みまし)が伝えた仮面劇で、この伎楽が宮廷に取り込まれた後、日本各地に伝播し、さまざまな形で各地に受け継がれています。中でも日本の民俗芸能で最も多く伝わる獅子舞のルーツが伎楽にあるとされています。

[左]獅子児(伎楽面 木彫第2号)
[右]師子(伎楽面 木彫第130号)
正倉院宝物

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