現在の沖縄本島を中心とする南方の島々は、かつて琉球(りゅうきゅう)王国とよばれる独立した王国が治め、独自の文化を築きました。こうした文化のひとつに、各地域の人々によって行事や祭礼などで行われていた歌や踊などの民俗芸能、そして最大の交易相手であった中国からの使者をもてなすために行われた組踊(くみおどり)などの宮廷(きゅうてい)芸能があります。