なぜ、民俗芸能が生まれたのか

 地域の暮らしの中で行われる祭礼や行事において人々が演じる歌や舞、踊、演劇といった芸能、またその祭礼や行事そのものを民俗芸能といいます。
 こうした芸能は、地域の人々が担い手となって、その地域の風土や信仰などを色濃く反映しながら、日本各地で受け継がれています。
 そして人々はさまざまな願いや、願いが叶った時の感謝を神に伝えるために、歌い、舞い、踊ったのです。こうした神へ願いや感謝を伝える手段としての歌・舞・踊が繰り返し行われる中で、その歌い方や動きなどが様式化されていきながら芸能化し、やがて民俗芸能となりました。

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