人形浄瑠璃 文楽 BUNRAKU

作品:新作

西遊記さいゆうき

概要

初演:昭和63年(1988)、国立文楽劇場
作者:山田庄一(やまだしょういち)
作曲:竹澤團七(たけざわだんしち)
作調:3代目望月太明藏(もちづきためぞう)

伝奇小説『西遊記』を題材にして文化13年(1816)大坂御霊境内芝居で上演された『五天竺(ごてんじく)』を、昭和59年(1984)に国立劇場で復活し、昭和63年(1988)に孫悟空(そんごくう)の活躍に絞って改作した作品です。

写真の場面

三蔵法師(さんぞうほうし)を守るため、正体を現した妖怪・銀角(ぎんかく)と、妖術でたくさんの小猿を出した悟空が戦っています。

『西遊記』一つ家の段
平成26年(2014)7・8月
国立文楽劇場 第135回文楽公演(YRD0100135500108)

あらすじ一つ家の段ひとつやのだん

三蔵法師は、宿を求めた人里離れた家で老婆に毒を飲まされてしまいますが、実は三蔵法師に化けた孫悟空だったので助かります。老婆の甥・猪悟八(ちょごはち)は実は妖怪で、悟空に襲いかかりますが、負けて三蔵法師の弟子となり猪八戒(ちょはっかい)と名乗ることになります。
この家の娘・芙蓉(ふよう)が、三蔵法師に家に残るよう頼むものの断られると、妖怪の正体を現します。悟空は妖術でたくさんの小猿を出して戦うのでした。

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