瓜から生まれた瓜子姫の昔話をもとに、『夕鶴(ゆうづる)』などの戯曲で知られる劇作家・木下順二によって民話劇として作られました。口語体で語られる作品です。

写真の場面
じっさとばっさの留守にやってきたあまんじゃくに、瓜子姫はむりやり栗拾いに誘われています。
『瓜子姫とあまんじゃく』
平成30年(2018)7・8月
国立文楽劇場 第151回文楽公演(YRD0100151500015)
あらすじ
何でも物まねをして人間をからかうあまんじゃくが、じっさとばっさの留守に機(はた)を織っている瓜子姫のところにやってきました。瓜子姫を栗拾いに誘うも断られてしまったあまんじゃくは、瓜子姫を連れ去って裏山の柿の木に吊してしまいます。瓜子姫になりすまして、戻ってきたじっさとばっさを騙そうとするあまんじゃくでしたが、正体をあばかれて逃げていきます。瓜子姫は無事に助け出され、あまんじゃくは再び近づいてくることはなかったのでした。