『里げしき双草紙(さとげしきふたつぞうし)』の下の巻として初演されました。通常、女方(おんながた)の人形には足がありませんが、この禿の人形には足がついています。

写真の場面
可愛らしい2人の禿が、仲良く遊んでいます。
『二人禿』
平成31年(2019)1月
国立文楽劇場 第153回文楽公演(YRD0100153500013)
あらすじ
京の遊郭・島原(しまばら)で、見習いとして遊女に仕える禿が、華やかな振袖姿で踊ります。廓(くるわ)勤めの辛さを訴えますが、羽根つきや手鞠(てまり)で遊ぶうち、心が晴れるのでした。