文化デジタルライブラリー

人形浄瑠璃 文楽 BUNRAKU

あらまし

どんな舞台?

文楽の舞台は、さまざまに工夫されています。

舞台の始まり

『祇園祭礼信仰記』金閣寺の段
平成31年(2019)4月
国立文楽劇場 第154回文楽公演

劇場内に響く「チョーン」というカン高い音が、舞台の始まる合図です。これは「柝(き)」という2本の角材を打ち合わせて鳴らす音で、芝居の始まりや終わりなどの区切りで打たれます。観客や幕内(まくうち:舞台の幕より内側にいる人たち)にも聞こえるように大きな音を響かせます。幕が開き、これから始まる演目や演者を紹介する「口上(こうじょう)」を述べたあと、いよいよ舞台が始まります。口上は黒衣(くろご)を着て頭巾を被(かぶ)った人形遣いが行います。

舞台の工夫

『絵本太功記』尼ヶ崎の段
平成25年(2013)6月
国立文楽劇場 第30回文楽鑑賞教室公演(YRD0200030500096)

客席から舞台に向かって右側には、客席まで張り出した舞台があります。これは「床(ゆか)」という、義太夫節を演奏するための場所です。床には「盆回し(ぼんまわし)」という回転するしかけがあり、太夫と三味線弾きは座ったまま登場します。
また文楽の舞台は、舞台の一部を掘り下げた「船底(ふなぞこ)」とよばれる場所があります。これは人形遣いが演じる場所で、高く差し上げて遣う人形を客席から見やすくするための工夫です。さらに、客席側に地面に見立てた「手摺(てすり)」という板を立てています。

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