文化デジタルライブラリー

はじめての歌舞伎はじめての歌舞伎

成り立ち歴史役柄の歴史は、歌舞伎の歩みに重なります。

人形浄瑠璃と歌舞伎

劇的な構成力

『仮名手本忠臣蔵』
3代目歌川豊国 画
国立劇場所蔵(NA040160)

歌舞伎と互いに影響を与えながら発展したのが、人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)です。語りと三味線の演奏による、浄瑠璃(じょうるり)という音楽に合わせて人形を操るこの芸能の、高い文学性や物語性を持った作品が、18世紀半ばには、歌舞伎へもさかんに移されて演じられるようになりました。当時の庶民にとっての現代劇である「世話物(せわもの)」や、江戸時代よりも古い時代の貴族や武士の争いなどを描く「時代物(じだいもの)」といった多様な演目が整います。

『仮名手本忠臣蔵』
3代目歌川豊国 画
国立劇場所蔵(NA040160)

演目と演出のひろがり

舞踊劇『積恋雪関扉』
3代目歌川豊国 画
国立劇場所蔵(NA040310)

また、新しい音楽が流行し、次々と歌舞伎に取り入れられて、「所作事(しょさごと)」という、舞踊演目も発展していきます。さらに、劇場の機構にも、さまざまな工夫が施されました。舞台から伸び客席を貫く花道(はなみち)や、舞台が上下したり回ったりする仕掛けなどが続々と生まれ、演出の幅を大きく広げていったのです。

舞踊劇『積恋雪関扉』
3代目歌川豊国 画
国立劇場所蔵(NA040310)

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