文楽編・菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

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ひもとく | 作品の概要

三段目 車曳の段

  • あらすじ
  • 鑑賞のポイント
  • 詞章
  • 梅王丸と桜丸が、もうひとりの兄弟で藤原時平に仕える松王丸と出会い、ひと騒動に。

    平成14(2002)年5月<br>国立劇場小劇場 第139回文楽公演<br>『菅原伝授手習鑑』 車曵の段<br>桜丸:吉田 和生<br>梅王丸:吉田 玉女<br>藤原時平:吉田 玉輝<br>松王丸:[5代目] 吉田 文吾<br>杉王丸:吉田 勘市<br>公演記録写真(Y_D0100139014032)

    ここは京の都、吉田神社近く。梅王丸(うめおうまる)と桜丸(さくらまる)が偶然出会います。梅王丸の主・菅丞相(かんしょうじょう)は筑紫の地へ流罪に、桜丸の主・斎世(ときよ)親王は法皇の許に預けられたことで、梅王丸と桜丸のふたりは主を失った浪人の身の上となっていました。辛い境遇にある菅丞相や斎世親王、そして苅屋姫(かりやひめ)のことを思うと涙があふれるふたり。

    そこへ藤原時平(ふじわらのしへい)が吉田神社へ参拝に向かう牛車が通り合わせます。梅王丸と桜丸は主の無念を晴らすために立ち塞がります。時平に仕える兄弟の松王丸(まつおうまる)と3人で押し問答が始まります。そこへ車を蹴破り藤原時平が姿を現します。梅王丸と桜丸はその姿に圧倒され、体がすくみ、なす術がありません。時平はふたりを尻目に社殿へ向かい、三つ子の兄弟は来月行われる父・四郎九郎(しろくろう)の70歳の古希(こき)を祝う「賀の祝(がのいわい)」での再会を約束して別れます。

  • 天下を狙う藤原時平のスケールの大きさ

    物語の最初に、左大臣・藤原時平(ふじわらのしへい)が天皇の衣を身に着けて代わりを務めようとするなど、謀反(むほん)の兆しが現れます。時平に用いられる人形の首(かしら)は「口あき文七(ぶんひち)」で、天下を取ろうとするようなスケールの大きな悪人「国崩し(くにくずし)」の役柄に使われており、『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)』の蘇我入鹿(そがのいるか)、『祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)』の松永大膳(まつながだいぜん)などにも使われています。

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    1. 三段目 車曳の段(詞章 P.1)
    2. 三段目 車曳の段(詞章 P.2)
    3. 三段目 車曳の段(詞章 P.3)
    4. 三段目 車曳の段(詞章 P.4)
    5. 三段目 車曳の段(詞章 P.5)
    6. 三段目 車曳の段(詞章 P.6)
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作品の概要
  • 初段
    • 大内の段
    • 加茂堤の段
    • 筆法伝授の段
    • 築地の段
  • 二段目
    • 道行詞甘替
    • 安井汐侍の段
    • 杖折檻の段
    • 東天紅の段
    • 丞相名残の段
  • 三段目
    • 車曳の段
    • 茶筅酒の段
    • 喧嘩の段
    • 桜丸切腹の段
  • 四段目
    • 天拝山の段
    • 北嵯峨の段
    • 寺入りの段
    • 寺子屋の段
  • 五段目
    • 大内天変の段
名場面集
  • 許されぬ勘当
  • 菅丞相の涙
  • 菅丞相と苅屋姫との別れ
  • 白太夫と八重の悲嘆
  • 緊迫の首実検
  • 切なさ極まるいろは送り
作中の人間ドラマ
  • 3兄弟の運命
  • 親子の別れ
  • 師弟関係
主要人物相関図 知っておきたい基礎知識

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