文楽編・菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

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ひもとく | 作品の概要

初段 加茂堤の段

  • あらすじ
  • 鑑賞のポイント
  • 詞章
  • 斎世親王と苅屋姫、若いふたりの恋がやがて天下をゆるがす大事件へと発展。桜丸の悲劇の原因となります。

    平成19(2007)年9月<br>国立劇場小劇場 第160回文楽公演<br>『菅原伝授手習鑑』 加茂堤の段<br>桜丸:吉田 勘彌<br>八重:吉田 簑二郎<br>公演記録写真(Y_D0100160038025)

    河内国・佐太村(かわちのくに・さたむら)にある菅丞相(かんしょうじょう)の下屋敷(別荘)の番人・四郎九郎(しろくろう)は梅王丸(うめおうまる)、松王丸(まつおうまる)、桜丸(さくらまる)という三つ子を子に持っていました。梅王丸が菅丞相、松王丸は藤原時平(ふじわらのしへい)、桜丸は斎世(ときよ)親王に、それぞれ牛飼舎人(うしかいとねり)として仕えています。

    加茂明神で天皇の病気平癒の祈願が行われ、梅王丸と松王丸が主人の供をしてやってきます。加茂堤で休んでいたふたりはお互いの主人自慢で口論となります。後から来た桜丸は、梅王丸と松王丸を追いやります。 帝の弟宮・斎世親王と菅丞相の養女・苅屋姫(かりやひめ)が牛車の中で会う手引きを妻の八重と一緒にするためでした。しかし事が発覚し、親王を守ろうとする桜丸が大ぜいを相手に争う中、親王と姫はなんと駆け落ちをしてしまいます。これが天下をゆるがす事件の原因となったのです。

  • さまざまな人間ドラマの発端となる事件

    平成19(2007)年9月<br>国立劇場小劇場 第160回文楽公演<br>『菅原伝授手習鑑』 加茂堤の段<br>苅屋姫:吉田 和生<br>斎世親王:吉田 玉勢<br>公演記録写真(Y_D0100160038029)

    ここでは加茂堤(かもづつみ)で起こった斎世(ときよ)親王と苅屋姫(かりやひめ)の駆け落ちが描かれています。この事件がきっかけとなって菅丞相(かんしょうじょう)は失脚し、流罪となるのです。

    天下を狙う時平(しへい)にとって帝(みかど)の信任が厚い丞相は目障りな存在で、その追い落としを狙っていました。若いふたりの駆け落ちは時平にとって格好の材料であり、菅丞相を謀反人とする根拠にされてしまいます。また、ふたりの恋の取り持ちをした桜丸(さくらまる)にとっても大きな意味を持ち、この話は三段目「桜丸切腹の段(さくらまるせっぷくのだん)」の伏線になっています。

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    1. 初段 加茂堤の段(詞章 p.1)
    2. 初段 加茂堤の段(詞章 p.2)
    3. 初段 加茂堤の段(詞章 p.3)
    4. 初段 加茂堤の段(詞章 p.4)
    5. 初段 加茂堤の段(詞章 p.5)
    6. 初段 加茂堤の段(詞章 p.6)
    7. 初段 加茂堤の段(詞章 p.7)
    8. 初段 加茂堤の段(詞章 p.8)
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作品の概要
  • 初段
    • 大内の段
    • 加茂堤の段
    • 筆法伝授の段
    • 築地の段
  • 二段目
    • 道行詞甘替
    • 安井汐侍の段
    • 杖折檻の段
    • 東天紅の段
    • 丞相名残の段
  • 三段目
    • 車曳の段
    • 茶筅酒の段
    • 喧嘩の段
    • 桜丸切腹の段
  • 四段目
    • 天拝山の段
    • 北嵯峨の段
    • 寺入りの段
    • 寺子屋の段
  • 五段目
    • 大内天変の段
名場面集
  • 許されぬ勘当
  • 菅丞相の涙
  • 菅丞相と苅屋姫との別れ
  • 白太夫と八重の悲嘆
  • 緊迫の首実検
  • 切なさ極まるいろは送り
作中の人間ドラマ
  • 3兄弟の運命
  • 親子の別れ
  • 師弟関係
主要人物相関図 知っておきたい基礎知識

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