文楽編・菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

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ひもとく | 名場面集

二段目:丞相名残の段 菅丞相と苅屋姫との別れ いよいよ筑紫の国への出立。菅丞相の秘めた感情が思わず現れます

平成26(2014)年4月5日~27日 第134回文楽公演 国立文楽劇場 浄瑠璃 豊竹 咲大夫(とよたけ さきたゆう)、三味線 [6代目] 鶴澤 燕三(つるざわ えんざ)、人形役割 菅丞相:吉田 玉女(よしだ たまめ)、覚寿:吉田 和生(よしだ かずお)、苅屋姫:吉田 一輔(よしだ いちすけ)、判官代輝国:[5代目] 豊松 清十郎(とよまつ せいじゅうろう) 登場する首(かしら) 孔明(こうめい):菅丞相、婆(ばば):覚寿、娘(むすめ):苅屋姫、検非違使(けんびし):判官代輝国
この場面の詞章:嘆きの声に只ひと目、見返り給ふ御顔ばせ、これぞこの世の別れとは、知らで別るゝ、別れなり
見どころ

苅屋姫を気遣いながらも、罪人であることに遠慮して、姫と顔を合わさないようにする菅丞相。しかしさすがに最後の旅立ちの場面では、思わず振り返ってしまいます。左袖で顔を隠す丞相。極力抑えた動きの中で、微妙な感情表現をするのが、人形遣いの腕の見せどころです。

聴きどころ

段の最後、クライマックスで使われる三重(さんじゅう)という曲調が、感動的な物語の最後を飾ります。三重とは舞台面がかわる際に用いられる旋律。哀愁を帯びた「ウレイ三重」、荘重な「大三重」など、多数のバリエーションがあります。

作品の概要
  • 初段
    • 大内の段
    • 加茂堤の段
    • 筆法伝授の段
    • 築地の段
  • 二段目
    • 道行詞甘替
    • 安井汐侍の段
    • 杖折檻の段
    • 東天紅の段
    • 丞相名残の段
  • 三段目
    • 車曳の段
    • 茶筅酒の段
    • 喧嘩の段
    • 桜丸切腹の段
  • 四段目
    • 天拝山の段
    • 北嵯峨の段
    • 寺入りの段
    • 寺子屋の段
  • 五段目
    • 大内天変の段
名場面集
  • 許されぬ勘当
  • 菅丞相の涙
  • 菅丞相と苅屋姫との別れ
  • 白太夫、八重の悲嘆
  • 緊迫の首実検
  • 切なさ極まるいろは送り
作中の人間ドラマ
  • 3兄弟の運命
  • 親子の別れ
  • 師弟関係
主要人物相関図 知っておきたい基礎知識

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