文楽編 仮名手本忠臣蔵 Kanadehon Chushingura

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背景を知る 創作とその時代

作品のなりたち 先行する作品

世間の人々の耳目を集めた大事件「赤穂事件」は、演劇の格好の題材でした。特に徳川綱吉の没後、浅野家が再興されてからは、この事件を素材としてさまざまな趣向を凝らした作品が生まれています。

『忠臣金短冊』浄瑠璃絵尽
(早稲田大学演劇博物館所蔵)

「赤穂事件」の刃傷や討ち入りの噂が流れると、人々の好奇心は頂点に達しました。その好機を演劇界が見逃すはずはありません。しかし、幕府は、「当代に異常事件が起こったとき…脚色・出版することを厳重に禁止し、芝居においても『近き異事』を模倣して上演することを禁止する」という趣旨の禁令を出しました。「近き異事」が赤穂藩浪人の討ち入り事件を指しているのは言うまでもありません。事件が落着しないうちは幕府当局が脚色を許すはずがないのは承知の上で、まったく別の芝居に、わずかに刃傷や討ち入りをはめ込み、そのニュース性で観客を引きつけようとしました。文芸界でも、浮世草子は巧妙な構成で、「赤穂事件」を仕組んだ作品を出版します。

宝永6年(1709年)正月、5代将軍・徳川綱吉(とくがわつなよし)が没し大赦により浅野大学長広(あさのだいがくながひろ)の罪が許され、一応浅野家再興が実現しました。事件が決着すると、史実を主筋として、赤穂藩浪人たちの苦労にさまざまな趣向を織り交ぜて、多くの赤穂浪士劇[義士劇]が生まれました。

人形浄瑠璃と歌舞伎の先行作品をいくつか挙げてみましょう。

浄瑠璃作品

浄瑠璃の先行作品一例表

歌舞伎

歌舞伎の先行作品一例表

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