大衆芸能編 寄席

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講談の歴史

名人上手の時代

幕末から明治20年頃までは名人上手が多数現れて、講釈は今までにない全盛期を迎えました。多くの創作をし、歌舞伎にまで影響を与えた2代目松林伯圓(しょうりんはくえん)のように、御前口演の名誉を受けた講釈師もいました。

『講談読切一席』 鼠小僧次郎吉 尾上菊五郎 講談の中の名場面を、有名な役者が演じているように見立てて錦絵に描いたもの。鼠小僧次郎吉を演じる尾上菊五郎の姿を描いている

『講談読切一席』
鼠小僧次郎吉 尾上菊五郎
講談の中の名場面を、有名な役者が演じているように見立てて錦絵に描いたもの。鼠小僧次郎吉を演じる尾上菊五郎の姿を描いている

幕末から明治20年(1887年)頃までは、名人上手が多数現れて全盛期を迎え、どの講釈場も満員となる大入りが続いたと伝えられています。

これらの大家の中で、講談中興の祖といわれるのが2代目松林伯圓です。新作物や改作物を数多く創作しました。その中には、『天保六花撰(てんぽうろっかせん)』など、世話講談の傑作や明治時代の事件を講談にまとめたものもあります。得意としたのは『鼠小僧(ねずみこぞう)』などの泥棒の演目で、「泥棒伯圓」という異名もつきました。『天保六花撰』をはじめとして歌舞伎化された作品が多いのも特色です。

流暢(りゅうちょう)な読み口で、2時間続けて口演しても客を飽きさせなかったと伝わるのが桃川如燕(ももかわじょえん)です。化け猫の怪談を集めた『百猫伝(ひゃくみょうでん)』の大成者としても有名です。また伯圓も如燕も、御前口演[皇族の前で口演すること]を行った数少ない演者としても知られています。

きれいな読み口で、聴衆を引き締める呼吸がうまかったのが、3代目一龍斎貞山(いちりゅうさいていざん)です。特に『赤穂義士伝(あこうぎしでん)』を得意中の得意としました。そして優秀な弟子を多数育て上げました。

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