大衆芸能編 寄席

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奇術の歴史

宗教や呪術との関わり

奇術は、古くは宗教や呪術と深い関わりがあったと考えられています。娯楽としての奇術は中国が起源で、日本に伝来して大道芸となりました。室町時代以降は種仕掛けも増え、娯楽としてさらに発展します。

『玉箒子』6巻(国立国会図書館所蔵)京-26

『玉箒子』6巻
林義端 著
室町時代末期に活躍したといわれる幻術師、果心居士が幻術で大波を出現させたところ

古代の日本では奇術と宗教の結びつきが強く、宗教家や呪術師も奇術を使っていたと考えられています。

娯楽としての奇術の起源は、中国の幻戯(めくらまし)だといわれています。これは曲芸や軽業、奇術、操り人形などからなる芸能でした。体に縄をしばり、そこから一瞬で抜け出したり、口の中から紙テープや万国旗を手繰り出したりといった、現代の奇術で行われている内容に通じるものも含まれていました。一方で火の上を歩いたり、刀を飲み込んだりという、奇術なのか肉体訓練による特殊技能なのか区別のつかないものもありました。

奈良時代に中国から伝来した幻戯は、散楽(さんがく)として日本に伝わりましたが、それが猿楽(さるがく)となって歌舞の色合いを強めます。奇術や曲芸は独立して放下(ほうか)の芸となり、大道芸として歩みはじめました。

室町時代末期以降、海外から多くの種仕掛けが入ってくると、奇術は娯楽の度合いを強めて単独興行ができるまでに発展しました。そこから手妻という呼び名も生まれました。

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