大衆芸能編 寄席

寄席の芸能

大衆芸能のあらまし
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  • 漫才
  • 太神楽
  • 奇術
  • その他の芸能

主な演目と種類

演目紹介
忠治山形屋(ちゅうじやまがたや)
概要

江戸後期のばくち打ち・国定忠治(くにさだちゅうじ)には、天保の大飢饉(てんぽうのだいききん)の際に農民を助けたという逸話があります。ここから弱い者を助ける侠客(きょうかく)としてのイメージが生まれ、講談、芝居、映画、浪曲などで演じられるようになりました。浪曲においても、この作品の最大の魅力は忠治が悪党の山形屋藤造(やまがたやとうぞう)をこらしめるために述べる、小気味よく威勢のよい啖呵(たんか)にあります。

あらすじ

役人に追われ、子分とも別れて一人旅を続けている国定忠治は、年老いた男が首をくくろうとしている場面に出くわします。男は越後の者で、年貢の金に困った末に、博打打ちでありながら十手持ちもしている山形屋藤造に、娘を身売りして50両を手に入れました。ところがその金を追いはぎに取られてしまったのです。実は忠治は追いはぎたちが話すのを聞いていました。彼らは藤造の子分でした。忠治は男を助けるため、一緒に山形屋を訪れます。しかし店に入っても、笠も取らず、合羽も脱がずに煙草を吸い始めました。藤造が怒り出すと、忠治はやっと笠を取ります。忠治と知って驚いた藤造は、わらじ銭50両を忠治に渡すとともに忠治の指示に従って娘を返します。こうして忠治は親子2人を助けました。

注釈:ここでは、国立演芸場第137回特別企画公演、3代目玉川勝太郎の公演をもとに紹介しています。

3代目玉川勝太郎が歌い上げる粋な関東節が物語を盛り上げています。

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