大衆芸能編 寄席

寄席の芸能

大衆芸能のあらまし
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主な演目と種類

演目紹介
塩原多助江戸日記(しおばらたすけえどにっき)
概要 ジャンル:軍記物

勤勉の末に財産を築いた塩原多助の物語は、落語家・三遊亭圓朝(さんゆうていえんちょう)が創作した長編人情噺(にんじょうばなし)です。その苦難の人生は明治時代の人々の共感を呼び、講談や浪曲、歌舞伎でも演じられるようになりました。本作は『塩原多助一代記』より、上州上田で愛馬と別れる情景『青の別れ』、江戸へ出て懸命に働く『江戸日記』、義理を重んじて再会できない多助と両親の悲しみが胸を打つ『戸田屋敷』が描かれています。

あらすじ

塩原多助はわけあって上州沼田の百姓の家に養子に出されます。長じて女房をもらいましたが、女房は原丹三郎(はらたんざぶろう)という侍と一緒になりたいと考えます。丹三郎は多助を深夜、人けのない所で待ち伏せして殺す計画を立てます。そうとは知らない多助は愛馬の「青(あお)」を連れて使いに出ました。ところが途中で青が動かなくなってしまいます。そこへ友人の円次郎(えんじろう)が通りかかります。円次郎が手綱を引くと動くので、円次郎に青を引いてもらうことにしました。丹三郎は暗闇のなか青を引く人物を多助と間違え、円次郎を殺してしまいます。多助は青に助けてもらったことを知り、青に別れを告げて、実父がいる江戸に向かいました。途中、追いはぎに金を取られた上に実父の居所も分からず、橋から身投げをしようとするところを、炭問屋・山口屋の主人に助けられます。

これが縁で多助は山口屋に勤めるようになり、実の母との対面を果たします。しかし父親は幼い頃に別れた我が子に会いたいという気持ちを押し殺し、多助が沼田の家から逃げ出してきたことをとがめて、追い返してしまいました。

注釈:演者により演出や物語の運びに異同がある場合があります。

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