大衆芸能編 寄席

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寄席の芸能

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芸の特徴

想像力を引き出す演出法落語はその物語の舞台となる場面のセットや、扮装の助けを借りずに演じられます。そのため観客の想像力がとても重要になります。観客がイメージしやすいよう、しぐさや目線などに洗練をきわめた演出がなされています。
『あくび指南』を演じる7代目柳亭燕路

『あくび指南』を演じる7代目柳亭燕路

落語は着物を着て座布団に座って演じます。着物は洋服と比べ、どんな服装をも想像しやすいものです。これがスーツだったら、例えば女性を演じた際に観客は違和感をもつでしょう。また落語は落語家が1人で話を進めるので、膝から下の動きはほとんどありません。そこで座ることによって、表現に必要のない膝から下に観客の目が向かないようにし、そのぶん身振りや顔の表情に集中できるようにしています。ただし座っていても、腰を浮かしたりして、歩く動作を表すこともあります。

目線も重要な役割を果たしています。少し上を見ながら歩く動作をすれば坂を上るように見えます。また扇子で刀を表現する時には、扇子を持つ手元を見てから目線を上にずらしていくと、扇子の実際の長さより長い刀を持っているように見えます。

また声の大きさや目線の角度を変えることによって、間近にいる人に話しているのか、遠くの人に呼び掛けているのかイメージしやすいようにしています。このほかにも、さまざまな演出上の工夫があり、観客の想像力を助けています。

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